秋分の日の理由を知ろう|昔の人が「この日」に祈った本当のわけ


みなさんこんにちは。ハウルブログです。今日も元気にお過ごしでしょうか。
人生100年と言われる時代です。還暦(60歳)を過ぎても、まだ残り40年あります。このブログが、還暦を過ぎたみなさまにとって何かのヒントになればと思い、書き続けています。
今日は「秋分の日」について書いてみます。
最近YouTubeを見ていると、「秋分の日は節目の大事な日」という話をよく耳にします。
春分があって、夏至があって、秋分があって、冬至がある。昼の長さが切り替わっていく分岐点だということは、なんとなくわかります。
ところが、いにしえのリーダーたちは、この日に祈りを捧げていたというのです。
……なぜ?
ただの「昼と夜の長さが同じくらいの日」に、わざわざ祈る理由があるのでしょうか。60年以上生きてきて、毎年カレンダーの赤い日として休んできただけの私。今年はちゃんと調べてみることにしました。
秋分の日とは
太陽が「真東から昇り、真西に沈む」日
秋分とは、太陽が天の赤道を北から南へ横切る瞬間のことです。この日は太陽がほぼ真東から昇り、ほぼ真西に沈みます。
よく「昼と夜の長さが同じ日」と言われますが、実は少しだけ昼のほうが長いんです。日の出・日の入りは太陽の上の端が見えた瞬間で数えますし、大気で光が曲がって少し早めに顔を出すからです。太陽も、ちょっとだけサービス残業をしてくれているわけですね。
日付は毎年「国立天文台」が決めている
秋分の日は法律で「9月◯日」と固定されているわけではありません。国立天文台が天体の動きを計算し、前の年の2月に発表する「暦要項(れきようこう)」で決まります。だから9月22日の年もあれば、23日の年もあるのです。
2026年の秋分は、9月23日 午前9時5分でした。
祝日としての意味は「ご先祖さまをしのぶ日」
祝日法では、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日とされています。
戦前は「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」と呼ばれ、宮中で歴代天皇や皇族の霊をまつる日でした。今も皇室の行事として続いています。
ここで、最初の疑問「いにしえのリーダーたちはなぜ祈ったのか」の答えが見えてきました。
なぜ、この日に祈るのか
理由は大きく二つあると私は考えます。
一つ目は、暦の基準の日だから。
農業が暮らしの中心だった時代、「いつ種をまき、いつ刈り取るか」は国の命運に関わる大問題でした。太陽が真東から昇る日は、一年の物差しをリセットする大切な目印です。リーダーが天に感謝し、祈りを捧げるのは自然なことだったのでしょう。ちょうど稲刈りの時期とも重なります。
二つ目は、太陽が真西に沈む日だから。
仏教では、西の彼方に極楽浄土があると考えられてきました。太陽が真西に沈む秋分の日は、この世(此岸)とあの世(彼岸)がいちばん近づく日。だから「お彼岸」にお墓参りをして、ご先祖さまに思いを届けるのです。
ちなみに2026年の秋のお彼岸は、9月20日の彼岸入りから26日の彼岸明けまで。秋分の日は、その真ん中の「中日(ちゅうにち)」にあたります。
つまり秋分の日は、「天の物差し」と「ご先祖さまへの想い」が重なる日。昔の人にとって、祈らずにはいられない特別な一日だったんですね。
9月23日午前9時5分に「真北」を確認しました
せっかく調べたので、秋分の瞬間に何か体験してみたくなりました。そこで、自宅で「真北」を確認してみることに。
【ここに、とよさんが実際にやった方法・場所・そのときの様子を入れてください。例:スマホのコンパス、方位磁針、影の観察など】
実は、方位磁針が指す北(磁北)と、地図上の本当の北(真北)はズレています。鹿児島あたりでは、磁北は真北より西に6度ほど傾いているそうです。
【確認してみて気づいたこと・驚いたことを入れてください】
ちなみに秋分の日は、真北を知るのにうってつけの日でもあります。太陽が真東から昇って真西に沈むので、その2点を結んだ線が東西の線。そこに直角の線を引けば、それが南北です。
また、この日は地面に立てた棒の影の先端が、一日かけてほぼ一直線に東西へ動きます。昔の人は、こうして方角と季節を正確に知っていたのでしょう。スマホがなくても、太陽ひとつで何でもわかってしまう。ご先祖さま、おそるべしです。
まとめ
秋分の日を調べてみてわかったことを整理します。
秋分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈む「天の基準日」です。そして、あの世とこの世がいちばん近づくとされる、ご先祖さまをしのぶ日でもあります。いにしえのリーダーたちが祈りを捧げたのは、暦と農業、そして先祖への想いが、この一日にぎゅっと詰まっていたからでした。
還暦を過ぎると、ご先祖さまを送る側から、だんだん「しのばれる側」の順番が見えてきます(まだまだ先の予定ですが)。だからこそ、年に一度くらいは太陽の動きを眺めて、つながってきた命に手を合わせてみるのもいいものです。来年の秋分の日は、あなたも朝日の方角を確かめてみませんか。きっと、いつもの景色が少し違って見えるはずです。



