雑記ブログは稼げない?多ジャンルでも「専門性」を出す方法を考えてみた

ブログを始めて以来、私はずっと日記・雑記スタイルで書いてきた。読書のこと、観た映画のこと、旅先で訪ねた神社仏閣、還暦野球やゴルフのこと——その日その日で思ったことを、ジャンルを問わず綴ってきた。
ところが、ブログ収益化の世界では「ひとつのジャンルに絞れ」とよく言われる。あの有名な書籍『ブログ飯』にも、似たような考え方が出てくる。雑記ではなく特化型のほうが稼ぎやすい、と。
それを読んで、私はふと立ち止まった。
そもそも人間は、ひとつの専門性しか持てないものなのだろうか?
私のまわりを見回しても、読書も映画も好きで、旅にも出て、スポーツにも詳しい——そんな多趣味な人はいくらでもいる。私自身も、野球を語らせれば止まらないし、ゴルフの上達話もできる。お遍路や弘法大師についても語りたいことが山ほどある。人間とは、本来そういう多面的な存在ではないのか。
だとすれば、多ジャンルの雑記ブログだって、人間らしくて自然なはずだ。私の運営するhauru23.comは、まさにそういう多ジャンルのブログである。
——なのに、なぜ検索数に伸び悩むのだろう。
調べていくうちに、ひとつの答えにたどり着いた。
問題は「人間が多才かどうか」ではなく、「検索エンジンがサイトをどう見るか」だった。
人間は複数の専門性を持てる。けれど検索エンジンは、基本的に「1つのサイト=1つの主題」という見方でサイトを評価する。だから、ひとつのドメインに野球もゴルフも神社仏閣も混ぜてしまうと、検索エンジンは「このサイトは結局、何の専門サイトなのか?」と判断しづらくなる。これがいわゆる「トピックの一貫性(専門性)」の問題だ。
つまり、私が多才であることと、サイトの設計は、分けて考える必要があったのだ。
では、どうするか。
最初に思いついたのは、ジャンルごとにサブドメインで分ける方法だった。野球はこっち、ゴルフはあっち、というように。ところが調べてみると、これはあまり得策ではないらしい。サブドメインは別サイト扱いになりやすく、これまで積み上げてきたドメインの信頼を、また一から築き直すことになりかねないという。
代わりに見つけたのが、パーマリンク(URL)をカテゴリで整理する方法だ。
hauru23.com/カテゴリ/スラッグ/
のように、URLの中にカテゴリを含める。ただし、これは誤解しないでおきたいのだが、URLを変えれば検索順位が上がる、という魔法ではない。あくまで、サイト内の記事を整理し、自分にも読者にも分かりやすくするための「土台づくり」にすぎない。
本当に大事なのは、その土台の上で、カテゴリごとに記事をしっかり充実させていくことだ。野球なら野球で、読み応えのある記事を積み上げる。そうやって初めて、多ジャンルの中にも「ここは詳しい」という専門性が育っていく。
考えてみれば、私がブログを2つ持っているのも、同じ発想だった。アフィリエイト中心のサイトと、こうした個人的な思索や体験を綴るサイト。役割を分けることで、それぞれの色がはっきりする。
人間は多才でいい。むしろ、それが面白い。 ただ、その多才さをそのままネットにぶちまけるのではなく、ちょっとだけ整理して見せてあげる。そうすれば、検索エンジンにも、読者にも、ちゃんと届くのかもしれない。
まだ試行錯誤の真っ最中だ。けれど、こうして考えを言葉にしてみると、次にやるべきことが少し見えてきた気がする。
いろいろな方法を、これからも試していこうと思う。



