Claudeを使って「自治会活動」をこなす話

今年4月から自治会長になった。
引き継ぎ早々に驚いたのが、市から届く文書の量である。回覧、依頼、案内、報告書のひな型……。これらを読み解いて、行事や手続きに落とし込んでいくのは、想像以上に骨が折れる作業だった。
「これ、全部一人で捌くのか……」と途方に暮れかけた頃、ふと思った。
Claude AIがあるじゃないか。
まずはスプレッドシート化から
3月27日にClaudeと契約した。月額20ドル、円換算でおよそ3,200円(執筆時点)。決して安くはないが、結論から言うと、十二分に元は取れている。
これまでChatGPTのような「会話型AI」は使ってきたが、Claudeは「エージェント型AI」と呼ばれる種類のもの。普段の日本語で作業を指示すると、文章作成はもちろん、ExcelやGoogleスプレッドシートまで作ってくれる。
自宅のデスクトップパソコンを開くと、目の前で指示通りに作業が進んでいく。数分かかることもあるが、その間は自分の別の仕事を進められる。
たとえば、市から届いた文書をまとめて写真に撮り、Claudeに読み込ませる。そして、
「発送日・受領日・表題・要件で項目を分けて、スプレッドシートにまとめて」
と指示するだけ。あとは待っていれば完成する。これだけで、毎月かなりの時間が浮いた。
浮いた時間で、最近はパン作りまで楽しめている。
自治会規約の改正にも活用
並行して、古くなった自治会規約の見直しも進めている。
現行の規約は作成から約20年が経過していて、表現も内容もアップデートの時期に差し掛かっている。
過去の役員の方々は、Excelで総会資料全体を一つのファイルにまとめて作成していた。そこから規約部分だけを抜き出してGoogleドキュメントに貼り付けると、行間や段落がバラバラになり、ページ数まで変わってしまう。
そこで3ページに膨れ上がったドキュメントに対して、
「文字列や段落を整理して、2ページにまとめて」
と指示する。すると勝手に整えてくれる。短時間で、ストレスなく。
仕上げは自分で見やすい配置やフォントを微調整する。これがなかなか上出来なのだ。
さらに優秀なのは、誤字脱字のチェックはもちろん、規約としての妥当性についても意見をくれること。「この条文は◯◯と矛盾する可能性があります」といった指摘までしてくれる。
余談:Claudeにも「性格」がある
使い始めの頃、コード作業をやってもらって出来が良かったので、
「完璧です!ありがとう!」
とメッセージを送った。すると……スン、と。
何の反応もなく、次のタスク待ちの画面に戻されてしまった。あれー反応しない!
ところが数週間後、同じようにお礼を伝えると、ちゃんと言葉を返してくれるようになった。アップデートで会話力が強化されたのだろう。今では作業の合間にレシピを聞いたりと、雑談相手としても活躍している。
「産業革命」と言われる理由
以前は、パソコンに作業を指示するためにHTMLやCSSなどのコードを覚える必要があった。何年もかけて習得する世界である。
それが今は、日本語で話しかけるだけで成果が出せる時代になった。アイディアさえあれば、誰でもスタート地点に立てる。これを産業革命と呼ばずして何と呼ぶか、という話である。
ただし、コードに一切触れたことがない人には、最初は「指示の出し方」そのものが難しく感じるかもしれない。私自身、ProgateでHTML/CSSを少しかじっていたから、AIとの会話にもスムーズに入っていけた気がする。
まとめ
ギリギリのところで産業革命に乗れた感触はある。
でも、ここで終わったら意味がない。稼げてこそである。
稼ぐところまでやり切る。「希望」を持って、続けていく。
