KPIとは:事業でも出てきたが、先日の自治会加入促進の研修でも出てきた

こんにちは、とよです。
先日、リベ大YouTubeを観ていたら、こんな話が出てきました。
「社長が無人島に1人でいるとしても、定期的に報告を受けたい数字がある」
その時に出てきた言葉が「KPI」。
KPIとは、**Key Performance Indicator(重要業績評価指標)**のことですが、正直に告白すると、最初に聞いた時は「?????」でした。
ところが先日、自治会加入促進の研修に参加したところ、なんとここでも「KPI」という言葉が登場。講師の方いわく、**「自治会運営も経営です」**とのこと。
事業でも自治会でも出てくる「KPI」。経営者を目指す私としては、ビビッとくるWordです。今回は、このKPIについて、私なりに整理してみました。
KPIとは何か?まずは言葉の整理から
KPIは「Key Performance Indicator」の略で、日本語では重要業績評価指標と訳されます。
……と言われても、ピンときませんよね。私もそうでした。
かみ砕いて言うと、**「目標達成に向かって、順調に進んでいるかどうかを測るための数字」**です。
ここで大事なのが、セットで覚えたいもう一つの言葉「KGI」です。
- KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標) … 最終的なゴールの数字
- KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標) … ゴールに向かう途中経過の数字
たとえるなら、KGIは「山頂」、KPIは「〇合目まで来たか」を示す道しるべ。山頂ばかり見上げていても足元は進みませんが、道しるべを一つずつ確認していけば、確実に頂上に近づけます。
無人島の社長が知りたい数字
リベ大YouTubeで印象に残ったのが、この「無人島の社長」の話です。
社長が無人島に1人でいて、事業の細かい様子は一切見えない。それでも、定期的にいくつかの数字さえ報告してもらえれば、事業が順調かどうか判断できる──その数字こそがKPIだ、という話でした。
これを聞いて、私はハッとしました。
つまりKPIとは、**「山ほどある情報の中から、本当に見るべき数字を絞り込んだもの」**なんですね。売上、経費、顧客数、アクセス数……数字は無数にありますが、全部を追いかけていたら社長の身が持ちません。「これだけ見ていれば大丈夫」という急所の数字を決めておく。これがKPIの本質だと理解しました。
私のブログ運営に置き換えると、こんな感じでしょうか。
- KGI:ブログ収益 月〇万円
- KPI:記事更新数、アクセス数(PV)、クリック率、成約数
「収益を上げたい!」と念じるだけでは何も変わりませんが、「今月は記事を〇本書く」「PVを先月比〇%増やす」なら、今日やるべきことが見えてきます。
まさかの自治会研修で再会したKPI
さて、ここからが本題です。
私は現在、地元の自治会で会長を務めています。先日、自治会の加入促進に関する研修に参加したのですが、そこで講師の方がおっしゃったのが、冒頭の言葉。
「自治会運営も経営です」
正直、最初は「自治会と経営?」と思いました。自治会といえば、回覧板、清掃活動、夏祭り……経営とは縁遠いイメージです。
しかし、話を聞いて納得しました。自治会も、
- 限られた資源(会費・人手・時間)を使って
- 目標(住みよい地域づくり)を達成する
組織です。これはまさに経営そのもの。そして経営である以上、「なんとなく頑張る」ではなく、数字で進み具合を確認する仕組み=KPIが必要だというわけです。
自治会加入促進のKPIを考えてみた
では、自治会運営のKPIとは具体的にどんなものでしょうか。研修の内容と、会長としての実感をもとに、加入促進を例に整理してみます。
KGI(最終目標)の例
- 自治会加入率を〇年後に〇%にする
- 新規加入世帯を年間〇世帯増やす
KPI(途中経過の指標)の例
- 未加入世帯への訪問件数
- 転入世帯への案内チラシ配布数
- 自治会イベントへの未加入者の参加人数
- 加入案内後の「検討します」から実際の加入につながった件数
こうして数字にしてみると、面白いことに気づきます。
「加入率を上げよう!」というスローガンだけでは、役員は何をすればいいか分かりません。しかし「今月は転入世帯5軒に案内チラシを届けよう」なら、誰でも今日から動けます。しかも、月末に「5軒中4軒に配れた」と振り返りもできる。
これは元公務員としての経験からも言えるのですが、行政の仕事でも「計画を立てて、数値目標を置いて、進捗を確認する」というサイクルは基本中の基本でした。当時は「KPI」という横文字こそ使いませんでしたが、やっていたことは同じだったのだなと、今になって腑に落ちています。
KPIを使う時の注意点
ただし、研修でもリベ大でも共通して言われていたのが、**「KPIは手段であって目的ではない」**ということ。
たとえば「訪問件数」をKPIにすると、件数を稼ぐためだけの形だけの訪問が増えてしまう恐れがあります。これでは本末転倒です。
- KPIの数字を追うあまり、本来の目的を見失わない
- 数字が達成できなくても、人を責める道具にしない
- 状況が変われば、KPI自体を見直す柔軟さを持つ
特に自治会のようなボランティアベースの組織では、数字がノルマになった瞬間に人が離れていきます。あくまで「みんなで進み具合を共有するための共通言語」として使うのが良さそうです。
まとめ:事業も自治会も、KPIは「羅針盤」
今回の学びを整理すると、こうなります。
- KPIとは、目標達成への途中経過を測る「重要な数字」のこと
- KGI(最終ゴール)とセットで考えると分かりやすい
- 事業だけでなく、自治会のような地域組織の運営にも活かせる
- ただし数字はあくまで手段。目的を見失わないことが大切
最初に「KPI」と聞いた時は「?????」だった私ですが、無人島の社長の話と自治会の研修という、まったく違う2つの場面で同じ言葉に出会ったことで、一気に自分事になりました。
学びというのは、こういう「点と点がつながる瞬間」が一番面白いですね。
経営者を目指す身としても、自治会長としても、まずは小さくKPIを設定して回してみようと思います。その実践の様子は、またこのブログで報告します。
それでは、また。



