日本一の石段登り(8回目にして体力アップを感じる:62歳)
熊本県美里町にある日本一の石段(3,333段)を登ってきた。
あいにくの雨模様であったが、3,333段の石段を登り切った先にある「釈迦院」で「花祭り」が開催される日でもあり、半ば強制的に自分を動かして行った。
釈迦院花祭り
花祭りとは、4月8日のお釈迦様の誕生日を祝う日になっている。
暦によっては「灌仏会」と表記されたりしている。
仏教徒には有名な話なのかもしれないが、自分が「花祭り」について知ったのは2~3年前の事である。
この日は、日本全国のお寺で「花祭り」が開催されている。
世界中でも名前を変えて、開催されているようである。
世界三大宗教のひとつである「仏教」のパワーを感じる。
キリスト教、イスラム教など、知識を得ると、得るだけ面白くなる。
還暦過ぎてから、新しいものとの出会いが多い。
公務員の再雇用をしないで、自由に生きる選択をした自分の方向性は間違っていないと確信している。
日本一の石段への挑戦
初めてこの石段を登ったのは5~6年前であろうか、記憶が定かではない。
3,000段以上もある階段を登れるのか不安もあり、気合いを入れて5人くらいでチャレンジしたことを思い出す。
初挑戦の日の下り坂は、足にけいれんが走り、100段くらいずつ慎重に下っていった苦い想い出がある。
フルマラソンを走り終わったような、疲労感があった事を思い出す。
定年退職後
2年前に定年退職してからストレスも無くなり、日々食事や睡眠、体力つくりを続けてきたお陰で、今回(8回目だと思う)はスムーズに登り下りできている。
登りは特になんともなかったが、下りは膝周りの筋肉がぴくつく。
800段くらいずつ、休憩しながら下っていった。
退職したばかりのころは、変形性膝関節症で病院通いしており、正座もままならないほどであったが、内転筋やハムストリングの筋トレを毎日続けてきた結果、膝のサポーターも付けなくても不安無く過ごせるようになっている。
歳を取っても、筋肉は付いてくるものだと実感している。
仲間
今年は3人の仲間と行った。
仲間といっても先輩方であり、いいお付き合いをさせてもらっている。
一人の方が初めてのチャレンジであり、残念ながら1,500段で挫折。
そのまま下りて行かれた。
もう一人の方は、山登りのプロでもあり、昨年も一緒に登った。
登り下りしながらの会話も楽しいものである。
今度はもっと若い人達にも声を掛けて行ってみようと思う。
くせになる石段登り
体力つくりにもなるし、森林浴も楽しめて、その先のお寺にも行ける。
その後は、近くの温泉に入れる。
気持ちのいいイベントである。
今年は、あと2~3回行ってみようと思っている。
石段の傍らに新しい石柱があったので、よく見てみると、11,111回登った記念の石碑であった。
寄付金も1,511,111円されていた。
しかも夫婦の名前入り。
1日11回、1週間45回、1ヶ月126回の記録も刻まれていた。
くせになる石段登りである。
愛好家は、ダンベルを持って登ったり、1日3往復するなど常識では考えられない事をやっていらっしゃる。
魅力的なスポットである!