言葉の重み
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ハウル
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藤子・F・不二雄大全集「SF・異色短編集」を読んだ。
映画も本もつまらない物を観たり読んだりすると、時間を無駄にした~と反省してしまうので、リベ大両学長お勧めの漫画5選から、選んで読んでみた。
その一話目の漫画が「ミノタウロスの皿」である。
簡略すると、人間が牛に食べられるために、自分を磨き傷ひとつ無い最高の状態で、牛に自分の肉体を捧げるという、常識を覆す感覚で、狂っているのではないかと感じる。
これを常識として5000年間も続けると、それが常識になるという様な話である。
ウィキペディアで調べてみると、「ミノタウロス」はギリシャ神話に出てくる話であり、奥が深い。
漫画では自分の肉体を生け贄として牛に捧げることを、人生の最大の喜びとするところをデフォルメしている。
世間の一般常識がそうであれば、自分の死をも顧みず、盲信してしまう。
パラダイムシフトなどとも言うが、一般常識とは恐ろしいものでもあると感じた作品であった。
藤子・F・不二雄大全集「SF・異色短編集」は、全4巻あり、今一巻を読み終わったばかりである。
残り3巻を読む前からドキドキしている。
たかが漫画、されど漫画などという陳腐な言葉で言い表す以上に、漫画の力を感じている!