筑前煮
プロローグ
むかしむかし、貧乏な生活を余儀なくされていた子ども時代、お正月に食べた「筑前煮」の味が忘れられない。
ホットクック
中学生の頃以来、約45年振りぐらい食べていなかったが、「ホットクック」というAI搭載の調理鍋を購入して、「筑前煮」を作った。
ごま油の味があり、甘ったるくて、貴重な肉であるかしわの味、確かに筑前煮である。
調理方法は、干し椎茸、筍、ごぼう、レンコン、人参、こんにゃく、鶏肉に、醤油、砂糖、酒、ごま油などを入れるだけ。
だし汁を作る必要も無く、市販のだしパックを最初に入れて、調味料を入れ、具材を食べやすい大きさに切って入れるだけ。
そして、メニュー画面から筑前煮を選択してスイッチポンで約35分で出来上がる。
なんともいい時代になったものである。
調整
最初は、材料の重さも量りながら教科書通り入れてみたが、材料は教科書どおりの大きさではないので、余りがでてしまう。
そこで2回目以降は、筍が少なかったり、椎茸が多すぎたりするので、材料全体の重さに合わせて調整するようにしている。
干した椎茸はうまい!
材料に「干し椎茸」というものがあり、それを24時間水にさらすという手間があるのだが、水で戻した椎茸は深い味がする。
なるほど、こんなにも味が変わるのだと思った。
昨日は、干し筍を使ってみた。
干し筍は、歯ごたえが違ってまた美味しい。
AIとともに生活する
「ホットクック」や「ヘルシオオーブン」を使って、化学調味料を使わずに健康に良い、美味しいものが自宅で食べられるという夢のようなことが、現在の世の中でできる。
最近、チャット(Chat)GPTが開発されて、文章を読み込んでその文脈に合わせた文章を生成することができるようになっている。
石器から刃物を作ってきたように、馬車から自動車を作ってきたように、鉛筆からキーボードへ、辞書からChatGPTへと進化していく過程にある。
最近の進化は、コンピューターにより加速しているが、「ひとつの道具」なので、自分でコントロールしていきたいものだ!