腕時計の小さな歯車などを作る会社:「株式会社樹研(じゅけん)工業」は本を読んでいくと凄く魅力的な会社でした!


みなさんこんにちは。ハウルブログです。今日も元気にお過ごしでしょうか。
人生100年と言われる時代です。還暦(60歳)を過ぎても、まだ残り40年あります。このブログが、還暦を過ぎたみなさまにとって何かのヒントになればと思い、書き続けています。
今日は「日本でいちばん大切にしたい会社」『株式会社樹研(じゅけん)工業』について書いてみます。
「樹脂を研究する会社」という社名の由来
樹研工業の「樹」は樹脂、「研」は研究から取った言葉だそうです。樹脂のことを徹底的に研究する会社をめざす、という願いが込められているのですね。愛知県豊橋市に本社を置くプラスチック精密部品メーカーで、1965年の創業です。
極小の歯車で世界を驚かせた技術力
樹研工業を一躍有名にしたのが、超極小のプラスチック歯車です。腕時計や自動車のスピードメーターなどに実際に使われている歯車は、重さにして1000分の数グラムという世界。まさに米粒よりもずっと小さな部品を、当たり前のように量産してしまう技術力が評価されています。
さらに同社は、実用というより「うちにはこれだけの技術力があります」という証として、重さ100万分の1グラム、直径0.149mmという歯車も開発し、ギネスブックにも認定されました。売るためではなく、技術力そのものを見せるために作る——このあたりの姿勢が、いかにも職人気質な会社だなと感じます。
社員採用は「先着順」
樹研工業の採用方針は、テストも面接もなく「応募してきた順番」で決めるという、驚きのスタイルです。学歴やテストの点数では測れない人の力を信じている、ということなのでしょう。誰にでもチャンスがある、というのはとても懐の深い考え方だと思います。
給料は「年齢順」
給料は年功序列ならぬ「年齢そのもの」で決まるそうです。成果や競争にさらされ続けるのではなく、年齢を重ねるごとに安心して働ける仕組み。長く勤めるほど生活の土台が整っていく、というのは、還暦を過ぎたわたしたちの世代からすると、なんともホッとする話です。
「1台でいい」を「3台買おう」に変える太っ腹経営
若手社員3人がCAD(設計用パソコン)を1台購入してほしいと相談したところ、社長の答えは「ダメ、3台買おう」。1人に1台使わせたほうが、遠慮なく使えて技術も早く身につく、という発想です。ケチケチせず、必要なところにはドンと投資する。この太っ腹な判断力が、極小歯車という世界一の技術を生み出す土壌になっているのだと思います。
出張は誰でもグリーン車
出張のときは、新入社員でも役員でも関係なく誰でもグリーン車。肩書きで人を区別しない、社員みんなを大切にするという姿勢がここにも表れています。
まとめ:こんな会社があれば入りたい!
先着順の採用、年齢で決まる給料、必要な投資は惜しまない太っ腹さ、そして出張は誰でもグリーン車——。数字や効率だけを追いかけるのではなく、「人を大事にする」という軸がぶれない会社だからこそ、世界一小さな歯車という技術も生まれたのかもしれません。
還暦を過ぎたわたしたちにとっても、「年齢を重ねること」がハンデではなく強みになる、そんな会社のあり方はとても励みになります。こんな会社があれば、ぜひ入ってみたいものですね。




