日本史備忘録(第10章):地球人としての記憶・宇宙人との交流へ向けて


時代は宇宙へと向かっている気がする。
日本人の私は、もっと日本という国を知っておく必要があると思っている。
まずは、一般的な日本の歴史をおさらいしておこう。備忘録にもなる。
第10章:明治時代 ― 文明開化と地球人の覚醒、技術と精神の再統合へ
江戸の静寂を破るようにして始まったのが、明治時代(1868〜1912)。
わずか45年の間に、日本は数百年分の進化を遂げた――。
蒸気機関、鉄道、軍服、洋食、時計、印刷、電話……
そしてその一方で、神道と仏教、武士道と儒学、農村の伝統文化が根づいたまま。
技術の進化 × 精神の継承――
それは、地球人が次のステージに進むための「覚醒」だった。
◆ 明治維新とは? ― 古きを捨てず、新しきを受け入れる試み
明治維新は、単なる政権交代ではなかった。
- 江戸幕府 → 明治政府(天皇親政)
- 廃藩置県・徴兵制・地租改正
- 四民平等と教育令・学校制度の整備
- キリスト教再解禁、新聞・自由民権運動の始まり
このすべてが、一気に“宇宙的文明”の入口へと踏み込んだような急変だった。
日本が地球の中の“ひとつの文明”として自己認識を始めたのが、この時代だった。
◆ 文明開化とは何だったのか? ― 技術は“覚醒の装置”か
- ガス灯が夜を照らし
- 鉄道が距離感を塗り替え
- 印刷物が知識をばらまき
- 制服が価値観を一新した
まるで、新たな“次元”に日本をシフトさせる装置が次々と導入されたかのようだ。
この“文明開化”という言葉に込められたのは、
ただのモダン化ではない。
文明=知と技術の体系
開化=意識と精神の覚醒
つまりそれは、地球人としてのアップグレードだったのかもしれない。
◆ 精神文化との摩擦と融合 ― “魂の再統合”への挑戦
一方で、急速な西洋化は多くの「揺らぎ」も生んだ。
- 神仏分離と廃仏毀釈
- 武士階級の喪失と精神的アイデンティティの再構築
- 道徳と実利主義の衝突
- 西洋の宗教と日本の精神風土のずれ
しかし、ここで注目すべきは――
**日本人は「精神文化を捨てなかった」**ということ。
- 福沢諭吉は「脱亜入欧」と言いつつ、倫理を重視
- 西周は“哲学”という日本語を作り出し、精神探究を再定義
- 新島襄や内村鑑三は、キリスト教を通じて“世界と精神のつなぎ方”を模索した
技術と精神の両方を手放さず、“再統合”を試みたのが明治人だった。
◆ 教育と軍事 ― 進化の両輪
● 教育:国民全員が“地球意識”をもつために
- 義務教育の全国展開(寺子屋 → 小学校)
- 西洋思想、理科、歴史、道徳などの統合教育
- “修身”という徳育科目の創設
これはまさに、**「地球人の育成プログラム」**だったとも言える。
● 軍事:近代国家としての“自己防衛システム”
- 西洋式の軍制・兵器・戦術
- 日清・日露戦争という“文明対文明”の接触と衝突
技術と戦争は表裏一体。
ただしそれをどう“制御するか”が明治の課題だった。
◆ 美と精神の再発見 ― 和魂洋才、または「宇宙魂テクノボディ」
- 岡倉天心「茶の本」= 静寂と精神美の哲学書
- 正岡子規、与謝野晶子らの“近代詩と個の感性”
- 黒田清輝らによる洋画・彫刻文化の融合
- 民藝運動へとつながる“手仕事の見直し”
これらは、西洋化一辺倒ではなく、
「魂は東洋、技術は西洋」= 和魂洋才(わこんようさい)
まさに今の私たちに必要な、
「宇宙的感性 × 現代技術」の先駆けモデルだった。
◆ 明治から学ぶ:融合と再統合のチカラ
文明開化の真意とは何か?
- “便利”や“速さ”だけではなく
- “価値観”や“感性”をどう共鳴させるか
日本人はこの時代、
**「異質なものと融合するための精神力」**を手に入れようとしていた。
それは、宇宙人との共存に必要な訓練でもあったのでは?
◆ まとめ:明治時代は、地球人の“統合進化”が始まった時代
激しくも美しく、苦しくも覚醒的だった明治時代。
- 技術と精神
- 外と内
- 世界と日本
この統合は、現代の私たちに向けたメッセージでもある。
「あなたは、ただの日本人ではなく、地球人。
そのうえで、“自分の核”を持っていますか?」
明治の人々は、その問いと正面から向き合っていた。
👉 次回予告:【第11章 大正時代】理想と混沌の狭間で ― 魂の叫びと平和への希求
次は、ほんの15年しかない短い時代「大正」。
しかしその中に、理想主義と前衛芸術、自由と民主のうねりが凝縮されていた。
内と外の二極が再び揺らぎはじめるその時代――
次回も、どうぞお楽しみに!