日本史備忘録(第11章):地球人としての記憶・宇宙人との交流へ向けて


時代は宇宙へと向かっている気がする。
日本人の私は、もっと日本という国を知っておく必要があると思っている。
まずは、一般的な日本の歴史をおさらいしておこう。備忘録にもなる。
第11章:大正時代 ― 理想と混沌の狭間で、魂の叫びと平和への希求
明治が「目覚め」なら、
大正はその**目覚めがもたらす“光と影”**を、全身で受け止める時代だった。
文明は急速に進み、思想は開放され、人々の意識は“個”へと向かい始めた。
しかしその一方で、戦争・格差・社会不安という“混沌”も深く忍び寄っていた。
この時代は、まさに――
**理想の波動と現実の波動が、激しくぶつかり合った“魂の転換点”**だったのだ。
◆ 大正時代とは? ― わずか15年の激動と革新
大正時代(1912〜1926年)は、たった15年。
だがその間に、日本の精神構造は大きく揺れ動いた。
- 明治の軍事・中央集権的な流れからの転換
- 議会政治の発展(大正デモクラシー)
- 社会運動や労働運動の活発化
- 女性解放運動・個人主義の台頭
- 第一次世界大戦と関東大震災(1923年)
短いけれど、“内なる声”が初めて国全体に響き渡った時代。
それは、まさに**地球人としての“精神の解放”と“苦悩の覚醒”**だった。
◆ 大正デモクラシー ― 声をあげるという進化
「一君万民」のピラミッド構造から、
「個と個が対話する」社会へ。
- 普通選挙運動(1925年に男子普通選挙法成立)
- 政党政治の興隆と民意の台頭
- 労働争議・農民運動・社会主義思想の拡大
これらは単なる“政治の動き”ではない。
「一人ひとりの魂が、自分の価値を外に表現しはじめた」――それが大正だった。
◆ 芸術と魂の叫び ― 内なる宇宙の噴出
大正時代の文学や芸術は、“内なる宇宙”の深い探求と爆発でもあった。
- 芥川龍之介、谷崎潤一郎、志賀直哉、宮沢賢治…
- 詩、短歌、戯曲、美術、音楽における前衛的表現
- 民衆雑誌、サークル活動、プロレタリア文学
人々は、社会制度や信仰ではなく、
「魂の震え」を作品として表現する術を得た。
それはまさに、「宇宙とつながるための個の波動の表現」だったのでは?
◆ 女性たちの目覚め ― 内と外をつなぐ役割の再定義
この時代、女性の社会進出が一気に進む。
- 平塚らいてう(青鞜社):「元始、女性は太陽であった」
- 市川房枝・与謝野晶子らの婦人運動
- 女子教育の拡充、職場・出版・芸術への進出
これも単なる「男女平等」ではない。
女性性という“内なる宇宙と現実の仲介者”が、社会の表舞台に立ち始めた。
◆ 関東大震災と宇宙的再構築
1923年、関東大震災が首都東京を直撃。
多くの命が失われ、都市が焼け落ち、国家の秩序も揺らいだ。
しかし――
- 仮設住宅、炊き出し、共助のネットワーク
- 文化人や青年たちによる“復興と再設計”への試み
- 精神的ショックが、新たな文学・哲学を生む
大災害は、人間が「地球そのものとどう向き合うか」を問い直す“宇宙的イベント”でもある。
◆ 魂の叫びと希望 ― 大正という“振動”が残したもの
この時代、人々は「何か大きなものが変わろうとしている」ことを感じ取っていた。
それは、
- 一部の知識層の理想主義ではなく
- 多くの庶民の「うまく言えないけど、何かが変だ」という感覚
つまり、
「言葉にならない魂の振動」= プレアセンション(次元上昇前夜)のような揺らぎ。
◆ まとめ:大正時代は、“個と宇宙がつながる準備”の時代だった
- 自由を求めて叫び
- 不条理を描いて抵抗し
- 平和と美にすがるように表現した
短くても、濃密だったその15年は、
地球人が“精神の対話力”を持ち始めた時代だった。
それは、宇宙存在との対話に必要な「内なる耳」の進化だったのかもしれない。
👉 次回予告:【第12章 昭和時代(戦前)】破壊と制圧 ― 闇を通過することで見える“光の本質”
次はいよいよ激動の昭和へ。
戦争という闇をどう乗り越えたのか。
そこにこそ、光の意味と希望の本質が宿っている――。
次回も、どうぞお楽しみに!