日本史備忘録(第13章):地球人としての記憶・宇宙人との交流へ向けて


時代は宇宙へと向かっている気がする。
日本人の私は、もっと日本という国を知っておく必要があると思っている。
まずは、日本の歴史を一般的な視点からおさらいしておこう。
これは、自分自身のための備忘録でもある。
第13章:昭和時代(戦後) ― 復興と再誕生、瓦礫の中に咲いた“平和という魂の花”
焼け野原になった日本に、
人々は手で土を掘り、バラックを建て、
未来への希望を胸に、また一歩を踏み出した。
昭和の戦後(1945〜1989前半)は、破壊された文明の再生と魂の再誕生の物語だった。
そこには、
- 絶望の淵から立ち上がる「生命力」
- 無力感の中で見出す「平和」
- そして、技術と精神を再統合しようとする「覚醒の流れ」
が静かに、しかし確実に存在していた。
◆ 焦土からの再起動 ― 肉体と精神の“復興”
1945年の敗戦。
広島・長崎の原爆、空襲、物資の欠乏、社会の崩壊。
だが日本人はその“ゼロ地点”から、
国家というシステムを、自分たちの手で再構築し始めた。
- 食糧の確保と配給制度
- 学校や役所の再開
- 雑誌・新聞・放送の復旧
- 神社仏閣や寺子屋文化の復興
これは「インフラの再生」ではない。
実は、“地球人としての再スタート”だったのだ。
◆ 平和という魂の種子 ― 戦争の反動が生んだ新しい価値観
- 武器よりも鉛筆を
- 声を上げず、支え合う
- 無欲よりも分かち合い
人々は、痛みの中から、
**「戦わない文化」**を育てていく。
- 憲法第9条:「戦争を放棄する」
- 戦争文学・詩・絵本(原爆の子、火垂るの墓)
- 平和教育・修学旅行での“祈りの体験”
- ヒロシマ・ナガサキ=世界の平和発信地へ
この時期に芽吹いた“平和という魂の花”は、
単なる反戦運動ではなく、**“宇宙的存在になるための成熟”**だった。
◆ 焦点を“内面”に ― テレビ・家電と家庭の宇宙
経済成長の中で起きた意識の変化は、
「外向き(国家・戦争)」から「内向き(家庭・個人)」へのシフトだった。
- テレビが家族をつなぎ
- 冷蔵庫と洗濯機が生活を近代化し
- 漫画やドラマが“心の物語”を描き始める
社会のミクロ化は、宇宙的“個”の確立を促進した。
◆ 芸術と記録 ― “声を取り戻す”文化
戦後の文化は、言葉・表現・創造の“リハビリ”だった。
- 映画(黒澤明・今村昌平)
- 文学(太宰治・遠藤周作・井上ひさし)
- 音楽(フォーク・歌謡曲)
- 子ども向け作品(手塚治虫・宮沢賢治の再評価)
この時代は、“声を取り戻す作業”=魂の再統合だったとも言える。
宇宙に響く声とは、「本心から出る音」。
日本はそれを一歩ずつ取り戻していった。
◆ 高度経済成長と精神の課題
1950〜70年代、日本は「世界第二の経済大国」へ。
- 新幹線、オリンピック、万博
- 所得倍増計画、三種の神器
- 電化・都市化・消費社会の拡大
だがその裏で――
- 受験戦争と管理教育
- 地域共同体の崩壊
- 環境汚染と企業中心主義
- 精神的孤独と過労死
技術の急成長に、“心”が追いつけなくなった。
◆ 地球人の再誕生とは何か?
昭和後半に向かって、日本人はまたひとつの問いに直面した。
- 経済だけで幸せか?
- 戦わずに強くなれるか?
- 科学と信仰は共存できるか?
これらはすべて、“地球人としての魂の進化テスト”だった。
◆ まとめ:戦後昭和は、“静かな覚醒”と“魂の再誕生”の時代
破壊から生まれた希望。
無力から咲いた平和。
苦しみの中に立ち上がった「人間の尊厳」。
昭和戦後期とは、
地球人が「魂の声で世界をつくり始めた」時代だった。
私たちは今、そこから受け取ったバトンをどう握りしめているだろうか。
👉 次回予告:【第14章 平成時代】情報と孤独 ― テクノロジーがもたらした心の迷宮と宇宙との再接続
ついに、ネット・携帯・SNS――
私たちが「接続」され始めた平成へ。
情報があふれる一方で、心が孤独になるこの時代。
でもそこに、宇宙との再接続の兆しも見えはじめる。
お楽しみに!