『料』という漢字を調べてみた:何気なく書いていたら、本当に正しいのか不安になってきた


みなさんこんにちは。ハウルブログです。今日も元気にお過ごしでしょうか。
人生100年と言われる時代です。還暦(60歳)を過ぎても、まだ残り40年あります。このブログが、還暦を過ぎたみなさまにとって何かのヒントになればと思い、書き続けています。
今日は「『料』という漢字」について書いてみます。
「資料」と書いていて、『料』のところで手が止まりました。
「あれ?これでよかったっけ?」
左のへんは「米」だったよな? 右のつくりは何だった? 考えても自信が持てず、さっそくググってみました。
『料』の成り立ち
漢字の「料」は、「米(こめ)」と「斗(と)」を組み合わせた会意文字です。会意文字とは、2つ以上の漢字を組み合わせて新しい意味を表した文字のことです。
「斗」は、柄のついたひしゃくの形からできた字で、液体や穀物を量る「ます」を表します。つまり「料」は、もともと「米をますで量る」という意味でした。そこから「はかる」「材料」「料金」といった意味に広がったそうです。
なるほど、「米をますで量る」と覚えればいいのかと、ようやく腹落ちしました。
みなさんも、こんな経験はありませんか?
ほかにも「あれ?」となる漢字を調べてみた
せっかくなので、私が「あれ?」となりがちな漢字をほかにも5つ調べてみました。
1. 「初」は「ネ」ではなく「衤」
「初」の左側は「ころもへん(衤)」です。「しめすへん(ネ)」と書いてしまいがちですが、点が1つ多いのが正解です。
成り立ちは「衣」と「刀」。着物を作るとき、最初に布へ刀(はさみ)を入れることから「はじめ」という意味になりました。一方、「祝」は神様に関係する字なので「しめすへん(ネ)」です。「着物に関係するなら衤、神様に関係するならネ」と覚えると迷いません。
2. 「染」の右上は「丸」ではなく「九」
「染める」の右上は「九」です。つい「丸」と書いてしまう方も多いのではないでしょうか。
一説には、木(草木から採った染料)の液に、何度も(九回も)布をひたして染めることから、この形になったといわれます。「九回染める」と覚えれば、もう点は打ちません。
3. 「博」には点があり、「専」には点がない
「博士」の「博」は右上に点がありますが、「専門」の「専」には点がありません。
私はこの2つがなかなか覚えられず、「専門はありません」と自問自答して右上の点はありませんと覚えるようにしました。
4. 「険」「検」「験」は、へんで意味が変わる
どれも「けん」と読む、そっくりな3兄弟です。見分けるカギは左のへんにあります。
「険」はこざとへん(阝)で、丘や盛り土を表します。だから「険しい山道」。
「検」はきへん(木)で、昔は木の札をつけて封をし、中身を調べたことから「検査」。
「験」はうまへん(馬)で、馬の良し悪しを試したことから「試験」「経験」。
へんの意味が分かると、書き間違いがぐっと減ります。
5. 「完璧」の「璧」は「壁」ではない
「完璧」の「璧」は、下が「土」ではなく「玉」です。「かべ」の「壁」と書いてしまう方がとても多い漢字です。
「璧」はドーナツ形の宝玉のことです。中国の戦国時代、藺相如(りんしょうじょ)という人物が、名宝「和氏(かし)の璧」を傷ひとつなく持ち帰ったという故事から「完璧」という言葉が生まれました。「壁」では宝物になりませんね。
何気なく使っている漢字の意味、分かっていますか?
こうして調べてみると、何気なく書いている漢字にも、ちゃんと理由があることに気づきます。
還暦を過ぎると記憶力が落ちてくるといいますが、漢字の成り立ちや意味を確認しておくと、丸暗記よりずっと忘れにくくなります。そして何より、自信を持って書けるようになります。
分厚い辞典をめくらなくても、すぐ調べられる時代
昔は、分厚い「漢和辞典」や「英和辞典」を本棚から引っぱり出して、ページをめくって調べたものです。
今はインターネットで検索すれば、すぐに調べられる時代です。ひとつ調べるのに15分くらいかかっていたことが、1分でできるようになりました。時代とともに、知識を吸収するスピードも速くなっています。
「あれ?」と思ったら、その場で調べる。この小さな習慣が、脳の若さを保つ秘訣かもしれません。この便利なインターネットを、上手に使っていきましょう。



