新たな月(5月)の始まり:心をリセットして臨む

4月の慌ただしさがようやく落ち着き、カレンダーが5月に切り替わりました。新年度が始まり、入学や入社、転勤など、環境が大きく変わった方にとっては、ようやく少し肩の力を抜ける時期かもしれません。
そんな5月は、まさに「心のリセット」にぴったりのタイミングです。
季節は春から初夏へと向かい、空気は柔らかく、自然もどこか新鮮なエネルギーに満ちています。このタイミングで、いったん立ち止まり、心と体を整え、自分の軸を確認することが、これからの流れをぐっと良くしてくれるはずです。
1. 4月の疲れを認めよう

まずは、自分に「お疲れさま」と声をかけてみてください。
4月は誰もが少なからず緊張感の中で過ごしていたはずです。新しい環境に飛び込んだ人も、変わらず日々を過ごした人も、気づかないうちに心や体にストレスが蓄積されていることがあります。
「たいしたことはしていない」と思わず、自分をねぎらいましょう。コーヒーをゆっくり味わう時間、昼間の散歩、思い切って一日休むことも、心のリセットには必要な「ご褒美」です。
2. 5月は「再スタート」のチャンス
よく「1年の計は元旦にあり」と言われますが、実は5月も第二のスタートラインとして最適な月です。

特に日本では、ゴールデンウィークという長期休暇があり、いったん仕事や学校を離れてリフレッシュできる貴重な時期でもあります。この期間に自分を見つめ直し、今後の方向性を再確認する人も多いのではないでしょうか。
たとえば、こんなことを考えてみると良いでしょう。
- 今の自分に足りないものは何か?
- 本当にやりたいことは何だったか?
- 今月の小さな目標を立てるとしたら?
小さくても構いません。「朝、10分だけ早起きする」「本を1冊読む」「感謝の言葉をひとつ声に出す」——その一歩が、日常の質を変えていきます。
3. 自然の力を味方につける
5月といえば、新緑の季節。目に優しい若葉の色、花々の香り、柔らかな日差し。自然のエネルギーを感じるだけで、心は自然とほぐれていきます。

「森林浴」や「土に触れる」ことには、ストレスホルモンの分泌を抑える効果があるとも言われています。週末に近くの公園を歩いたり、ベランダで植物を育てたりするだけでも、心の安定に繋がります。
とくにおすすめなのは、スマホやパソコンを手放して自然に没頭する「デジタルデトックス」。1時間でも、ネットの世界から離れて五感で自然を感じてみてください。
4. 心の断捨離をしてみる
5月は心を整えるのに最適な「心の大掃除」の月でもあります。

4月にたくさんの情報や人間関係に触れて、気づかぬうちに自分を見失いかけていることもあるでしょう。「やらなきゃ」と思っていたこと、「言われたから」やっていたこと。それらをいったん見直して、「自分にとって本当に必要なことは何か?」を見極めてみましょう。
具体的には、以下のようなワークがおすすめです。
- 紙に「今気になっていること」を書き出す
- それを「要・不要・保留」に分類する
- 「不要」のものを潔く手放す(頭の中からも)
頭がスッキリすれば、行動も軽くなり、新しい風を取り入れやすくなります。
5. 「感謝」と「小さな喜び」を忘れずに
心をリセットするためには、「満たされていること」に気づく視点も大切です。
- 朝、目が覚めたこと
- 好きなご飯を食べられたこと
- 誰かの笑顔を見られたこと
こうした何気ない日常に感謝することで、不思議と心が穏やかになります。「もっともっと」と思う気持ちをいったん脇に置いて、「すでにあるもの」に目を向けてみましょう。

感謝は、心を温めてくれる最高のリセット法です。
6. まとめ:5月を「心のリスタート月間」に
新しい月の始まりは、新しい自分に出会うチャンスです。
4月に頑張った自分をいたわり、自然の中で深呼吸をし、少し心の荷物を降ろしてみる。そんなふうに「心を整える5月」を意識すれば、日々の生活にメリハリと活力が戻ってきます。
5月は、これからの未来を照らす「静かなスタートダッシュ」の月。焦らず、でも確実に、心のエネルギーを蓄えていきましょう。
あなたにとって、この5月が希望に満ちた一か月になりますように。
👉 次の一歩:
「心のリセット」を始めるきっかけとして、ぜひこの3つを今すぐ実践してみてください。
- ノートに「今の気持ち」を3行だけ書く
- 朝、深呼吸を3回してスタートする
- ありがとうを1日に5回、誰かに伝える
