防災庁の緊急要請とは?本質は「自助」65歳の私が米と水を買い足した


みなさんこんにちは。ハウルブログです。今日も元気にお過ごしでしょうか。
人生100年と言われる時代です。還暦(60歳)を過ぎても、まだ残り40年あります。このブログが、還暦を過ぎたみなさまにとって何かのヒントになればと思い、書き続けています。
今日は「防災庁の緊急要請と、その本質」について書いてみます。
結論から言うと、11月2日に出る「緊急要請」は、大地震が迫っているという知らせではありません。
本質は、「自分の身は、まず自分で3日〜1週間支える」人を増やすことです。
そうすれば、国や自治体の支援を、本当に助けが必要な人に回せます。
2026年10月には、イギリスやフランスなど、世界の国々が相次いで国民に備えを呼びかけました。
日本の緊急要請も、その流れの中にあると思います。
ニュースを聞いて、米5kgと水40Lを買い足した
きっかけは、FNNのニュースでした。
細野豪志防災担当大臣が、防災庁が発足する11月2日に、全国民に向けて「緊急要請」を出すと話していたのです。
「緊急」という言葉に、正直ドキッとしました。
何か起きるのか、と。
それで、その足で、お米5kgと水40Lを買い足しました。
年を取ると、こういうときの腰は軽いのです(重い物を運ぶ腰は重いのですが)。
情報を取るのが少し遅かったかなと思いつつ、スーパーにお米を買いに行きましたが、棚が空になるとか、お客さんが殺到するとか微塵もなく、買うことができました。
情報がまだ行き渡っていないのかなと感じました。
防災庁の「緊急要請」とは?中身は3つ
報道をまとめると、緊急要請の中身はこうです。
- だれに:国民、全国の都道府県、中央省庁
- 何を:水・食料・携帯トイレの備蓄
- どれだけ:少なくとも3日分、できれば1週間分
都道府県や省庁には、年内をめどに対応の状況を確かめるそうです。
国民への要請には、義務や罰則はないと伝えられています。
「3日分、できれば1週間分」は前からの目安
実は、この「最低3日分、できれば1週間分」は、新しい数字ではありません。
農林水産省などが、ずっと前から示してきた目安です。
つまり今回の要請は、新しいルールではなく、「今まで言ってきたことを、本気でやってください」という念押しなのです。
なぜ今?細野大臣が語った理由
では、なぜ防災庁の発足日に、わざわざ「緊急要請」なのでしょうか。
地震の予知ではない
SNSでは「巨大地震の前兆か」という声も出たそうです。
これについて細野大臣は、予知の情報があったから出すのではない、と説明しています。
私も「何か起きるのか」と思った一人なので、ここは少しホッとしました。
本当に支援が必要な人に、支援を絞るため
大臣が語った理由は、こういう趣旨でした。
「自分で自分を支えられる人が増えれば、本当に支援が必要な人に絞れる」
大きな災害の直後は、道路が壊れ、物流が止まり、役所の人も被災します。
最初の数日は、公の支援がなかなか届きません。
そのとき、元気な人まで避難所の水や食料に並ぶと、寝たきりのお年寄りや、小さな子ども、病気の人に回る分が減ってしまいます。
だからこそ、自分で備えられる人は備えておく。
これが今回の要請の、いちばんの本質だと思います。
10月に各国で相次いだ呼びかけ。本質は「自助」
ニュースを聞いたあと、イギリスなどでも国が同じような呼びかけをしていると知りました。
調べてみると、2026年10月は、まさに各国で備えのニュースが相次いだ月でした。
アメリカの雑誌ニューズウィークは、10月28日に「国民に食料の備蓄を勧めている国」の地図を載せました。
そこには、30を超える国が並んでいたそうです。
| 国 | 10月の動きと、呼びかけの中身 |
|---|---|
| イギリス | 10月22日、政府が「Be Ready(備えよ)」を始めた。水・保存食・手回しラジオなど3日分。「一度に買わなくてよい」とも |
| フランス | 10月下旬、72時間(3日)分の備えを呼びかけ。地方の役所も「非常時を待たず、今すぐ準備を」と発信 |
| アメリカ | 10月下旬、国防総省が、軍の基地を外からの電気なしで長期間(最大90日とも)動かせるようにする計画と報道。家庭向けは、前から「3日〜2週間分」 |
| スウェーデン | 「最低1週間は自力で」。2024年に全家庭へ冊子を配り、10月の報道でも改めて紹介された |
| ドイツ | 最大10日分の備えを勧めている |
| 日本 | 11月2日、防災庁の発足日に緊急要請。水・食料・携帯トイレを3日〜1週間分 |
「戦争が近いの?」には、各国とも「特定の脅威ではない」
こうニュースが重なると、「何か大きなことが起きるのでは」と不安になります。
SNSでは「第三次世界大戦か」という書き込みまで出たそうです。
アメリカでは、元FBI副長官のダン・ボンジーノ氏が、ポッドキャストで「30日分の食料と水を」と呼びかけて話題になりました。
ただ、これは政府の呼びかけではありません。専門家からは「差し迫った脅威があるわけではない」という声も出ています。
イギリスも日本も、政府の説明は「特定の災害や攻撃が迫っているからではない」というものです。
国防総省の「90日」という数字も、資料に書かれていないと指摘する記事があり、はっきりしません。
数字の大きさに振り回されず、まずは「自分の国が勧める日数」を備える。
これがいちばん現実的だと思います。
違うのは「何に備えるか」
ヨーロッパやアメリカでは、戦争、大規模な停電、サイバー攻撃なども、備える相手に入っています。
イギリス政府も、去年の冬の嵐や、今年の夏の山火事で、電気・水道・電話が止まったことを例に挙げています。
ウクライナでの戦争が始まってから、特に北欧の国々が備えを強めてきました。
日本の場合は、やはり地震、台風、大雨が中心です。
同じなのは「最初の3日は自分で」
備える相手や日数(3日〜10日)は違っても、言っていることは同じです。
「最初の3日(72時間)は、自分と家族でしのいでください」
いちばん多いのが、この「3日」という目安です。
イギリス政府は、「慌てる必要はないが、心に留めておいてほしい」という言い方をしているそうです。
備えの費用がかさまないよう、「少しずつそろえればよい」とも言っています。
国が「全部面倒を見ます」とは言えない時代になった。
だからこそ、国の側から先に、正直に「自助をお願いします」と言っている。
私は、これが世界共通の本質だと受け止めました。
1週間分の備蓄の目安。65歳の私の場合
では、実際にどれだけ備えればいいのでしょうか。
目安をまとめると、こうなります。
| 品目 | 1人あたりの目安 |
|---|---|
| 水 | 1日3L。1週間で21L |
| 食料 | 1日3食。1週間で21食 |
| 携帯トイレ | 1日5回。1週間で35回 |
水40Lは、2人でちょうど1週間
私が買った水40Lは、1人なら約13日分、2人なら約1週間分です。
数字で確かめてみると、思ったより「ちょうどいい」量でした。
私は一人暮らしなので、ちょうどいい感じです。
お米は、水と火もセットで
お米5kgは、ご飯にするとだいたい70杯分くらいになります。
ただし、お米は炊くのに水と火がいります。
調べてみて、なるほどと思ったのは次の3つです。
- カセットコンロとボンベ:電気やガスが止まっても炊ける
- 無洗米:研ぐ水がいらないので、貴重な水を節約できる
- ポリ袋で炊く方法:袋にお米と水を入れて湯せんする。鍋が汚れず、洗い物の水もいらない
お米だけ買って安心していた私は、ここで少し反省しました。
無洗米にしておけばよかったかな。
ガスはLPガスなので、火の心配は必要なかったです。
停電には、ポータブル電源
火は大丈夫でも、電気が止まると困ることはたくさんあります。
スマホの充電、夜の明かり、冬の電気毛布……。
イギリスの呼びかけにも、手回しラジオやモバイルバッテリーが入っていました。
そこで頼りになるのが、ポータブル電源です。
災害への備えとしてのポータブル電源については、私のもう一つのブログ「とよログ」に詳しく書いています。
→ 【南海トラフへの備え】地震が多発する今、ポータブル電源が「保険」ではなく「必需品」である理由(とよログ)
忘れがちなのがトイレ
今回の要請で、食料・水と並んで「トイレ」が入っているのが大事なところです。
水が止まると、水洗トイレは流せません。
食べ物は我慢できても、トイレは我慢できません。
1人1日5回が目安なので、2人で1週間なら70回分です。
ちなみに「携帯トイレ」は田舎なので必要ないです。(いざとなったら穴を掘ります)
トイレはフロに水を張っておくことで対応したいです。
少しずつ、食べながら備える
一度にたくさん買うと、お金もかかりますし、お店からも物が消えてしまいます。
おすすめなのは、「ローリングストック」という方法です。
ふだん食べるお米やレトルト食品を少し多めに買い、古いものから食べて、食べた分を買い足していきます。
イギリス政府が「少しずつそろえて」と言っているのも、同じ考え方です。
缶詰を少しずつ買い足していきます。
国の呼びかけは「自分で調べるきっかけ」
10月には、PHPの脆弱性について、首相がXで注意を呼びかけたこともありました。
そのときも私は、慌てて自分のWordPressを確かめました。
(PHPの脆弱性の記事に書きました)
国からの呼びかけは、「怖がるため」ではなく、「自分の足元を確かめるきっかけ」なのだと思います。
「緊急」という言葉に驚いて、買いに走った私。
でも、そのおかげで、お米のことや、トイレのことにまで気づくことができました。
結果としては、良い驚きだったわけです。
まとめ:最初の3日は、自分で自分を支える
今日は、防災庁の緊急要請と、その本質について書きました。
- 11月2日の緊急要請は、地震の予知ではない
- 中身は、水・食料・携帯トイレを「最低3日分、できれば1週間分」
- 本質は「自助」。自分で備えられる人が増えれば、支援を本当に必要な人に回せる
- 2026年10月は、イギリス・フランス・アメリカなどでも備えのニュースが相次いだ。「最初の72時間は自分で」が世界の共通の考え方
- お米には水と火を、そしてトイレの備えを忘れずに
還暦を過ぎた私たちは、助ける側にも、助けられる側にもなり得る年代です。
だからこそ、元気なうちに、自分の分は自分で備えておきたいものです。
みなさんも、11月2日をきっかけに、台所と押し入れを一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
近未来になにか大きな出来事があるというのは、都市伝説だけの話ではなくなったと思っているところです。



