AGIとは?わかりやすく|65歳の私が考えた仕事とお金の未来


みなさんこんにちは。ハウルブログです。今日も元気にお過ごしでしょうか。
人生100年と言われる時代です。還暦(60歳)を過ぎても、まだ残り40年あります。このブログが、還暦を過ぎたみなさまにとって何かのヒントになればと思い、書き続けています。
今日は「AGI(汎用人工知能)とは何か、世界はどう変わるのか」について書いてみます。
結論から言うと、AGI(エージーアイ)とは、人間ができる知的な仕事なら、ほとんど何でもこなせるAIのことです。
日本語では「汎用人工知能(はんようじんこうちのう)」と呼ばれます。今のAIが「文章が得意」「画像が得意」といった専門家だとすれば、AGIは「何でも屋の天才」です。
そして、そのAGIが、早ければ数年のうちに生まれるかもしれない、と言われています。
今朝、YouTube の「VAIENCE バイエンス」というチャンネルで、「AGIが人類を超えたら世界はどうなるのか?」という動画を見ました。
https://www.youtube.com/watch?v=JIFQcvTpnK4
10分ほどの動画ですが、なかなか考えさせられる内容でした。今日は、その中身を整理しながら、65歳の私が感じたことを書いてみます。
AGIとは?今のAI(ChatGPTなど)との違い
まず、AIには「弱いAI」と「強いAI」という分け方があります。
| AI | どんなもの? |
|---|---|
| 弱いAI | 決められた仕事だけが得意なAI。将棋のAI、翻訳のAI、画像を作るAIなど |
| 強いAI | 人間のように、初めての場面でも自分で考えて対応できるAI |
AGIは、この「強いAI」に近いものです。
ただ、おもしろいことに、AGIのはっきりした定義はまだ決まっていないそうです。AIを作っている会社のトップでも、考え方がそれぞれ違います。
- Google:人間ができるあらゆる知的な作業を、理解し、学ぶことができる機械の知能
- OpenAI(ChatGPTの会社):経済的に価値のある仕事のほとんどで、人間を上回るシステム
Google は「頭の良さ」で、OpenAI は「仕事ができるかどうか」で考えている。会社の性格が出ているようで、私はここがおもしろいと思いました。
AGIはいつ実現する?AI企業のトップの予想
いつAGIが生まれるのかも、人によって予想が分かれています。動画で紹介されていた発言は、次のとおりです。
- サム・アルトマン氏(OpenAI):2025年の終わりには、すでにAGIに近いものができていた
- イーロン・マスク氏(xAI):2026年中に、どんな人間より賢いAIができる
- デミス・ハサビス氏(Google DeepMind):5年以内
- ダリオ・アモデイ氏(Anthropic):「データセンターの中にある天才たちの国」が、90%以上の確率で10年以内にできる
ちなみに、このバイエンスというチャンネルは、2022年の動画では「2045年ごろ」と紹介していたそうです。2045年は、いわゆる「シンギュラリティ(AIが人間の知能を超える転換点)」の年として、よく言われてきた数字です。
それが、わずか数年で「あと数年」「あと5年」という話になっている。AIの進歩が、予想をはるかに超える速さで進んでいるということでしょう。
もちろん、反対の意見もあります。「今のAIは、文章の意味をわかっているのではなく、次に来る言葉を予想しているだけだ」という指摘です。
ところが最近は、「実は人間の脳も、次の言葉を予想しているだけではないか」という研究もあるそうです。これには思わず笑ってしまいました。私の頭も、案外そんなものかもしれません(たぶん)。
AGIが生まれたら仕事はどうなる?
動画では、2つの道すじが紹介されていました。
1つ目:AGIにも限界がある場合
AIが何でもできるといっても、会社の雰囲気や、上司の考え方、部署どうしの力関係まではわかりにくいかもしれません。
その場合、人間の役目は、「AIの出した答えに、正しい問いかけをして、直して、大事なことを選ぶ」ことになります。
世界経済フォーラムは、2030年までに、AIなどによって9,200万人分の仕事がなくなる一方、1億7,000万人分の新しい仕事が生まれると予測しています。差し引きでは増えますが、たくさんの人が仕事を変えなければならず、大きな混乱は避けられません。
2つ目:AGIがすべての仕事を代わりにできる場合
こちらは、もっと大きな話です。
頭を使う仕事だけでなく、体を使う仕事も、AGIが作ったロボットに置き換わる。そうなると、世界中の人が、ほぼ同じ時期に仕事を失うことになります。
物はとても安く、たくさん作れるようになる。でも、仕事がなければ、その安い物さえ買えません。
ベーシックインカムとは?お金の代わりにエネルギーが通貨に
そこで出てくるのが「ベーシックインカム」です。
ベーシックインカムとは、国などが、すべての人に決まった額のお金を、定期的に配る仕組みのことです。サム・アルトマン氏やイーロン・マスク氏は、AGIの時代には、これが世界中で取り入れられると予想しています。
お金の出どころとしては、AIを動かすための計算や電力に税金をかける方法が有力だそうです。
さらに、イーロン・マスク氏は、もっと先のことを言っています。AGIの時代には、お金ではなく「エネルギー」が新しい通貨になるというのです。
AIを動かすには、たくさんの電気と水が要ります。今はお金を払って電気を買っていますが、AGIが太陽光パネルや電池を簡単に作れるようになれば、お金を間にはさむ必要がなくなるかもしれない、という考え方です。
マスク氏のたとえが印象に残りました。無人島で1兆円を持っていても、何の役にも立たない。たしかに、そのとおりです。
仕事から解放されたら、人は幸せになれるのか?
動画の終わりのほうで、私がいちばん心に残ったのはここです。
ベーシックインカムが整えば、ほとんどの人が仕事から解放され、自由に生きられるかもしれません。でも、それで幸せかというと、意外と苦労が多いかもしれない。
「人生の目的とは何か?」この問いに、人類みんなが自分なりの答えを見つけなければならなくなる、というのです。
これを聞いて、私は「これは、定年を迎えた人が一足先に通る道だ」と思いました。
仕事を離れたあと、毎日をどう過ごすか。何のために体を鍛え、何のために学ぶのか。私たち還暦を過ぎた世代は、AGIの時代の「先輩」なのかもしれません。
以前、ネドじゅんさんの話を書いた記事でも、「左脳の仕事はAIに任せて、人間は右脳で楽しく生きる」という考え方を紹介しました。
また、PHPの脆弱性の記事では、エージェント型AIがシステムの穴を次々に見つけている話も書きました。
→ PHPの脆弱性とは? WordPressとWi-Fiを60代の私が見直した
AIは、いいことにも悪いことにも、すごい速さで使われ始めています。
まとめ
今日のポイントを整理します。
- AGI(汎用人工知能)とは、人間ができる知的な仕事をほとんどこなせるAIのこと
- 定義はまだはっきりせず、AI企業のトップでも考え方が違う
- 実現の時期は「今年中」から「10年以内」まで。かつての「2045年」より、ずっと早まっている
- AGIが仕事を代わりにするようになれば、ベーシックインカムや「エネルギーが通貨になる」世界が来るかもしれない
- 最後に残る問いは「人生の目的とは何か?」
産業革命から200年あまり。次の大きな変化は、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。
でも、こわがってばかりいても仕方ありません。私は、AIを相棒にして、知識を増やし、体を鍛え、楽しく生きていきたいと思います。人生の目的探しなら、還暦を過ぎた私たちのほうが、AIより少しだけ先輩ですから。




