次の DEMO をチェックする

神社仏閣

おみくじを作る会社「女子道社」とは?全国シェア6〜7割の秘密

木箱に並んだ白い折りたたみのおみくじと、「おみくじを作る会社 女子道社とは?」の文字。女子道社を紹介するアイキャッチ
noira.0453@outlook.jp
※記事にはアフィリエイト広告が含まれることがあります。
ハウル
ハウル

みなさんこんにちは。ハウルブログです。今日も元気にお過ごしでしょうか。

人生100年と言われる時代です。還暦(60歳)を過ぎても、まだ残り40年あります。このブログが、還暦を過ぎたみなさまにとって何かのヒントになればと思い、書き続けています。

今日は「おみくじを作る会社、女子道社」について書いてみます。

結論から言うと、全国の神社で引くおみくじの多くは、山口県周南市の「女子道社(じょしどうしゃ)」で作られています。

シェアは、全国の6〜7割とされています。

おみくじを作る会社があるなんて、考えたこともなかったので、これには驚きました。

しかも、始まりは商売ではありません。

女性の自立を支える活動の資金づくりだったというのです。

きっかけは森井啓二さんの神社の本

いま読んでいる、森井啓二さんの『神の国日本の美しい神社 神々と共に歩む最高の人生』。

惟神の道(かんながらのみち)の記事でも紹介した本です。

この本に、「女子道社」という会社の名前が出てきました。

全国のおみくじの6〜7割をシェアしている、と。

おみくじを作る会社。

考えてみれば、誰かが作っているに決まっています。

それなのに、これまで一度もイメージしたことがありませんでした。

新鮮な驚きでした(たぶん、私だけではないはず)。

おみくじを作っている会社はどこ?全国シェア6〜7割の女子道社

女子道社があるのは、山口県周南市の鹿野(かの)という地区です。

すぐ近くに、二所山田神社(にしょやまだじんじゃ)という神社があります。

シェアの数字は、資料によって少し幅があります。

  • 森井さんの本やご当地紹介のサイト:6割
  • ほかの多くの記事:7割近く
  • 納めている先:全国5,000カ所以上の社寺と紹介する記事も

会社の公式の発表や統計は、私が調べた範囲では見つかりませんでした。

なので「6〜7割」と、少しゆるく覚えておくのがよさそうです。

それでも、全国の半分を超えるのですから、たいしたものです。

なぜ「女子道社」?始まりは女性の自立を支える資金づくり

名前からして、不思議ですよね。

「おみくじ社」でも「神札社」でもなく、「女子道社」。

これには、明治時代の宮司さんの志が関わっています。

  • 明治38年(1905年)ごろ:二所山田神社の宮司・宮本重胤(みやもと しげたね)さんが、女性の自立のための全国組織「大日本敬神婦人会」を設立
  • 明治39年(1906年):機関誌『女子道』を発刊。その資金源として、おみくじの製造を始める

当時、神職になれるのは男性だけでした。

宮本さんは、女性も神職に登用すべきだと訴えたそうです。

その活動を伝える雑誌を出すには、お金がいる。

雑誌を刷る印刷機がある。神社とのつながりもある。

それなら、おみくじを作って神社に買ってもらおう。

こうして始まったのだそうです。

この経緯は、周南市の観光情報にも紹介されています。

女子道社のおみくじの特徴は「和歌」と「神の教」

女子道社のおみくじには、大きな特徴が2つあります。

1つ目は、和歌です。

もともとおみくじは、お寺で生まれた漢詩のものが中心でした。

明治の神仏分離のなかで、神社にふさわしいものとして、和歌を記したおみくじを宮本さんが開発したといわれています。

宮本さんは、歌人としても知られる人でした。

2つ目は、「神の教(かみのおしえ)」という項目です。

大吉か凶かとは別に、神様の教えが短く書かれている欄です。

大吉でも凶でも、まず読むべきはここだ、という見方もあるそうです。

見分け方としては、引いたおみくじに「神の教」があれば、女子道社のものである可能性が高いということになります。

ちなみに、浅草寺のおみくじには「神の教」はないそうです。

種類も豊富で、恋みくじ、こどもみくじ、和英両文みくじなど、全部で18種類あるそうです。

二所山田神社に行けば、全種類を引くことができると紹介されていました。

お寺や神社めぐりの楽しみが、また一つ増えました。

おみくじは今も手作業で折られている

いちばん驚いたのが、これです。

印刷以外は、今もほとんどが手作業。

地元の方の内職として、1枚ずつ折りたたまれているそうです。

ベテランになると、1日に約7,000枚も折るという記事がありました。

仮に8時間で割ると、約4秒に1枚です。

神社で何気なく引いた1枚が、山口の誰かの手で折られたものだった。

そう思うと、おみくじを開く手つきが少し変わりそうです。

オレンジ色の自動頒布機を考えたのも女子道社

神社の片隅に置いてある、オレンジ色や赤色の箱。

お金を入れると、折りたたまれたおみくじがコロンと出てくる、あの機械です。

正式には「おみくじの自動頒布機」といいます。

これを考案したのも女子道社です。

神職さんが1人しかいない小さな神社でも、これがあれば、参拝客はいつでもおみくじを引けます。

全国に広まった理由の一つは、ここにもあるのかもしれません。

目的のために始めたことが120年続いた

ここが、いちばん心に残ったところです。

機関誌『女子道』の発行は、すでに終わっているそうです。

でも、その資金づくりとして始めたおみくじは、120年たった今も全国で引かれています。

つまり、「手段」のほうが、大きく育って残ったわけです。

これは、還暦を過ぎた私たちにも、ヒントになる話だと思います。

私も今、ブログを書きながら、アフィリエイトやAIの勉強に手を広げています。

この先、どれが育って残るのかは、まだわかりません。

始めたときに思っていたのとは違うものが、あとから育つこともある。

目的がはっきりしていて、手元にあるもの(宮本さんなら印刷機と神社のつながり)を使って、地道に続ける。

それだけで、100年後の日本の正月の景色を作ってしまうこともあるのです。

まとめ

今日のお話を、まとめます。

  • 全国の神社のおみくじの6〜7割は、山口県周南市の女子道社で作られているとされる
  • 始まりは明治時代。女性の自立を訴える機関誌『女子道』の資金づくり
  • 特徴は和歌と「神の教」
  • 今も1枚ずつ手作業で折られ、自動頒布機を考案したのも女子道社

次に神社へ行ったら、おみくじを引いて、まず「神の教」の欄を探してみようと思います。

吉凶に一喜一憂するのは、そのあとで。

そして、折ってくれた方にも、心の中で「ありがとうございます」と言います!

スポンサーリンク
ハウル
ハウル
自由を目指すアラカン
「人生100年時代」をともに生きるあなたへ。
何かヒントになればと思い2022年11月にブログをスタートしました。
旅(神社仏閣巡り)・還暦野球・ゴルフやってます。

記事URLをコピーしました